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SAO アニメレビュー アインクラッド編7話『心の温度』

個人的にSAOのアニメの中で、一番好きな第7話『心の温度』のレビューです。

 

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『心の温度』の最大の魅力は、たった1話にしてリズベットが恋に落ち、一転して失恋していくところです。

 

短時間で恋に落ちる描写というのはアニメやドラマではよくありますが、このストーリーではそのバックボーンや世界観がしっかりしてることで違和感がなく、またリズベットの内面描写が起承転結に描かれていることで、揺さぶられるように感情移入できました。

 

そしてお気付きでしたか?この内面描写は一貫して、リズベットの手の描写と共に表現されています

 

前提としてSAOアインクラッドの世界はデスゲームを前提とした監禁空間であり、いつ終わるとも分からない閉塞的な空気に包まれています。

第7話で登場するリズベットも例外ではなく、SAOの世界が自分に与えてくれるもの、その世界で生きる価値を見つけられないでいます。

 

過去を振り返る写真ではリズペットは笑顔でピースサインをしており、それが今は失われてしまった、という描写を演出します。

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この閉塞感や虚無感といった心理は、多くの一般SAOプレイヤーが抱えている大衆心理そのものを象徴していると感じました。

リズベットは鍛冶屋という職業を除けば、SAOプレイヤーの中で特別な存在ではなく、普通の女の子として描かれています。

 

物語の冒頭は、 店一番の剣をキリトの試し斬りの犠牲にされたことで、リズベットからの第一印象は悪印象から始まります。

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ドラゴンクエスト進行の序盤、寒がるリズベットに対しキリトがコートを着せます。

それを作中で、リズベットは手に息をかけつつ「温かい」

と表現しています。

短いシーンではありますが、リズベットの心の温度を描写します。

(起承転結の「起」)

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ドラゴンとの戦闘でキリト一人なら優勢に戦えていたものの、リズベットを庇い一緒に巣穴に落ちます。

自ら危険を冒しリズベットを救おうとした理由について、リズベットが尋ねたところ、キリトはこう答えています。

 

「誰かを見殺しにするくらいなら・・一緒に死んだ方がずっとマシだ。それがリズみたいな女の子ならなおさらだ。」

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やや行き過ぎにも聞こえるこの発言ですが、そう答えた背景には黒猫団に所属していた時の悲劇体験から来ています。

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脈絡のないモテを狙った言葉ではなく、本心から出た言葉だと受け止められる点がストーリー展開を濁すことなく、またデスゲームであるSAOの世界観を示しています。

 

身を盾にして自分のことを守ってくれたこと、またキリトのそのセリフを聞いたリズベットは、彼のことを特別な存在だと意識していきます。

 

その時の心境をリズベットは、後に自身の言葉でこう綴っています。

「慣れない冒険で心がびっくりしただけだと思う」

 

そういった心境変化を経つつ、脱出困難な巣穴での就寝前に、リズベットがキリトに手を繋ぐことを求めるシーンがあります。

気丈な女性とて描かれていたリズベットが弱さをキリトに見せ、心を開いていく内面描写になっています。

平たくいうと、ツンデレのデレの部分ですが、この描写はリズベット異性に対する女性らしさを強調しています。

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巣穴脱出後、リズベットがキリトに対し明確に感情を示すシーンが展開されます。

キリトに両手を使って抱き着く描写です。

日の出と上空での情景を伴い、リズベットの感情が一気に解放されていくのが伝わります。

(起承転結の「承」)

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武具店に戻り、キリトの武器を作った後キリトへの告白を決めたリズベット。

両手を握り、告白前の緊張感を示しています。

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しかしその手はキリトに届くことなく、親友のアスナが登場。

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二人の関係に気付いたリズベットは、即座に身を引くことを決意します。

「そっか。そういうことね。」

ここでも手がだらりと下がり、急速に高まった心の温度が冷やされていく様子が分かります。

(起承転結の「転」)

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最後にリズベットを気遣ったキリトと、二人で会話します。

このセリフがSAOの世界観そのものを示すと同時に、リズベットの心の温度を示してきた手に関するセリフが登場します。(「起承転結」の結)

 

 「私も、私もね。ずっと探してたんだ。この世界での本当の何かを。私にとってはキリトの手の暖かさがそれだった。」

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最終のシーンです。

SAO攻略をキリトに託し、軽い握りこぶしを作ります。

キリトへの想いを残しつつ、一方でその気持ちに対する決別への強い決意が伝わってきます。

 

「私は大丈夫。まだしばらくは熱が残ってる。だからね。お願い。キリトがこの世界を終わらせて。」

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SAOのデスゲーム設定はプレイヤーにとってネガティブな面が圧倒的であり、この世界に価値を見出すことは難しい。

リズベット自身もキリトに感情を抱いたのは、この特殊環境下にあったからだと強く意識しています。

 

「まだしばらくは熱が残っている」とまだキリトへの感情が残っている事実は認めつつも、「この世界を終わらせて」の意味は、

誰のためでもなくキリトへの感情を産み出した原因がSAOであり、自身の気持ちと決別するためにも..

という意味が含まれているのでしょう。

 

この心境の絶妙なニュアンスが、リズベットが示す最後の「心の温度」であり、これだけの描写を1話にして描いたのは、本当に完成度が高いと感じさせるのです。

 

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